こんにちは!たのです。
これまで、年収に沿ったマイホーム予算や生命保険について解説をしてきました。
マイホーム購入やもしもの時の生命保険も計画的に資金を準備していきたいですね。
今回は、子育てに必要な教育資金シミュレーションと項目別必要経費をご紹介していきます。
このような人におすすめ!
子供一人を育てるのにいくらかかるか知りたい人!
他では知れない項目別にかかるお金を知りたい人!
わかりやすく解説していきますので子育てや資金計画の参考になると嬉しいです。
概要
この記事では
- 子育てに必要なお金の種類
- パターン・年齢別子育てにかかる費用
を紹介していきます!
子育てに必要なお金の種類
子育ては大金がかかることは周知の事実ですが、具体的にどのタイミングでいくら必要になのか・どのようなお金が必要なのかを知っている人は少ないです。
子育てにかかるお金の種類・内訳は以下のようになっています。
養育費
養育費とは、食費・衣類・服飾雑貨費、生活用品費、子どもの携帯電話料金、おこづかい、お祝い行事関係費、子どものための預貯金・保険、医療費といった子供が自立するまでにかかる必要な費用を指します。
教育費
子どもの教育に関する費用を指します。
『学校教育費』『学校外教育費』『学校外活動費』の3つの構成に分かれます。
授業料や給食費・修学旅行など学校にかかる教育費や習い事や塾などの学校以外での活動にかかる費用なども教育費になります。
年齢別子育てにかかる費用
内閣府の『インターネットによる子育て費用に関する調査』では年齢別子育てにかかる費用は以下表のようになっています。
年齢 | 費用(養育費+教育費) |
0歳 | 93万1,246円 |
1歳 | 87万8,040円 |
2歳 | 94万2,715円 |
3歳 | 104万577円 |
4歳 | 119万7,116円 |
5歳 | 115万9,523円 |
6歳 | 121万5,243円 |
7歳 | 111万2,082円 |
8歳 | 105万9,791円 |
9歳 | 113万1,097円 |
10歳 | 115万2,088円 |
11歳 | 123万5,483円 |
12歳 | 126万9,053円 |
13歳 | 152万7,873円 |
14歳 | 153万1,521円 |
15歳 | 161万1,802円 |
解説
「衣類・服飾雑貨費」「食費」については、2歳以上ではあまり変動しないと言われています。
しかし、保育園や幼稚園、小学校・中学校と上がるごとに、必要なお金も高くなっていきます。
0歳~15歳(中学3年生)の義務教育の間に必要費用をすべて足すと総額1,899万5,250円となります。
またこの費用は、回答者の大半が公立の学校に通わせている場合になります。
幼稚園・小学校・中学校から私立に通う場合は、上記の目安金額よりさらに教育費が高くなります。
私立と公立でどのようにかかるかもう少し内訳を見てみましょう。
幼稚園でかかるお金
幼稚園では授業料や給食費、園外での活動費といった費用がかかります。
費用内容 | 公立幼稚園 (年間平均) | 私立幼稚園 (年間平均) |
---|---|---|
学校教育費 | 61,156円 | 134,835円 |
給食費 | 13,415円 | 30,880円 |
園外活動費 | 90,555円 | 144,157円 |
年間合計 | 165,126円 | 309,872円 |
3年間合計(3~5歳) | 495,378円 | 929,616円 |
私立幼稚園と公立幼稚園では3年間で合計すると約1.8倍の差が出てきますね。
小学校でかかる学費
小学校は、就学期間が6年間あることから、公立か私立により費用の差は幼稚園に比べさらに大きく広がります。6年間でかかる費用の合計は公立で約200万円、私立で約960万という計算になりました。
入学金(私立の場合)や授業料、制服、ランドセル、教材費、勉強机、学習塾や習い事といった学校外活動費も加算されてきます。
費用内容 | 公立小学校 (年間平均) | 私立小学校 (年間平均) |
---|---|---|
学校教育費 | 63,102円 | 904,164円 |
給食費 | 43,728円 | 47,638円 |
学校外活動費 | 214,451円 | 646,889円 |
年間合計 | 321,281円 | 1,598,691円 |
6年間合計(1~6年生) | 1,926,809円 | 9,592,145円 |
中学校3年間でかかる教育費
中学校に上がると、公立は約150万円、私立は約420万円となりました。
公立と私立とで、学校教育費の差が10倍近くありますね。
学習塾や習い事といった学校外活動費は公立・私立あまり差はないと言われています。
また、私立の昼食はお弁当のことが多いため以下のような結果になっています。
費用内容 | 公立中学校 (年間平均) | 私立中学校 (年間平均) |
---|---|---|
学校教育費 | 138,961円 | 1,071,438円 |
給食費 | 42,945円 | 3,731円 |
学校外活動費 | 306,491円 | 331,264円 |
年間合計 | 488,397円 | 1,406,433円 |
3年間合計(1~3年生) | 1,462,113円 | 4,217,172円 |
高校3年間でかかる養育費・教育費
高校生の養育費・教育費は、中学3年生の養育費(131万6,050円) + 高校生の教育費(※学校教育費・学校外活動費)と言われています。
それでは高校でかかる公立・私立ごとの表も見てみましょう。
費用内容 | 公立高校 (年間平均) | 私立高校 (年間平均) |
---|---|---|
学校教育費 | 280,487円 | 719,051円 |
給食費 | ー | ー |
学校外活動費 | 176,893円 | 250,860円 |
年間合計 | 457,380円 | 969,911円 |
3年間合計(1~3年生) | 1,372,072円 | 2,904,230円 |
公立の場合、中学から高校に上がってもあまり上がりませんが、私立高校に進むと年間約50万円、3年間では約150万円追加される計算になります。
大学4年間でかかる教育費
教育費の負担がもっとも大きくなるのが大学時と言われています。
費用は以下のようになります。
学費の項目 | 私立 | 国立 |
①授業料 | 103万3200円 | 49万円 |
②その他の学校納付金 | 15万1300円 | 1万300円 |
③修学費 | 4万5900円 | 5万100円 |
④課外活動費 | 1万6200円 | 2万700円 |
⑤通学費 | 6万6200円 | 6万1800円 |
合計 | 131万2800円 | 63万2900円 |
また、『自宅から大学に通う場合』では1年あたりの生活費は 年額約40万円と言われます。
0歳~22歳までの『子育てのお金』総額
以上から、0歳~22歳までを足し算すると・・・
- 【中学まで】約1,900万円+【高校:公立】530万円+【大学:国公立 文系・自宅通学】1,003万円=約3,593万円
- 【中学まで】約1,900万円+【高校:私立】690万円+【大学:私立 文系・自宅通学】995万円=約3,585万
と3000万以上必要なことが分かりました。
また大学生になった時、『家を出て一人暮らしをする場合』では総額も大きく異なります。
平均ではありますが、生活費を支える場合は年間大学生の生活費110万円かかると言われています。
また私立医歯系や大学院などへ進学する場合、さらに教育費が必要になります。
子供の可能性を広げるためにも、教育資金作りは計画的に行っていきたいですね。